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留学生・国際交流


   モンゴルの3高専で数学研修を実施

 2017年12月8日(金)から2017年12月25日(月)までの18日間、高専機構は、佐藤元東京高専教授、梅野元一関高専教授と共に、モンゴル高専3校(モンゴル科学技術大付属高専、モンゴル工業技術大付属高専、新モンゴル高専の計3校)を対象に数学の教員研修を実施しました。

 モンゴルの高専学生は高い基礎能力を持っていますが、教科書がない、授業内容が必ずしも高専数学に一致していない、社会主義時代の名残である教師主体の一方通行授業であるなどの様々な課題があります。その結果、数式を解く技術に集中し、数学の楽しさや工学への展開にまで手が回っていませんでした。

 今年10月に開催した佐藤元東京高専教授による数学研修では、高専数学及び応用数学の講義を実施すると共に、数式処理電卓を用いた数学教育の試験的な導入を図りました。その結果、数学的に高度な内容を、学生がグラフ機能を利用して感覚的に理解し、また教師が黒板に板書しながら教えていた内容を学生自身が発見するようになるなど、教師中心から学生中心へと数学授業を転換させる大きなきっかけを、モンゴルの数学教員陣につかんで頂きました。

 今回は、さらに一歩進めて、数式処理電卓の数学教育への利用における第一人者である梅野元一関高専教授を迎え、温度や光など様々なセンサーを併用した教育の研修を実施しました。これは、センサーを通して実データを数式処理電卓に収集し、統計機能を利用して即座にデータ解析することで、現実世界と数学との関わりを学生に直接伝えることができる手法です。
 さらに、モンゴル3高専の数学教員全員の共同プロジェクトとして、この電卓と各種のセンサーを用いた実験・計測装置の研究を実施しました。この研究のためには、実験や計測の原理を理解すると同時に、いろいろな専門分野を複合的に理解することが必要になるので、工業技術者としての基礎を固めるために大変効果的で、参加した数学教員だけでなく物理などの専門科目教員にも大好評でした。

 今後、高専機構では、数式処理電卓に限らず、“工学への数学”教育をモンゴルに定着させるべく、「高専の数学」の教員研修を更に強力に進めて行きます。

 






梅野元一関高専教授による
グラフ電卓授業

グラフ電卓をセンサー及びパソコンへ繋げて行うデータ解析実験





佐藤元東京高専教授による
応用数学授業

多くのモンゴルの高専の教員に来ていただき、
大好評でした。


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