平成30年7月5日(木)、7月6日(金)の2日間にわたり、学術総合センター中会議場2-4(東京・竹橋)において、「平成30年度全国国立高等専門学校 国際交流室・国際交流センター長会議」が開催され、全国の国立高等専門学校から57名の国際交流室長・センター長及び国際交流担当者が参加しました。
国立高等専門学校機構(以下「高専機構」)国際交流センター学校支援プロジェクト長である阿部恵教授の進行のもと、はじめに高専機構理事東田賢二国際交流センター長から、「高専機構における国際戦略方針説明及び国際交流センターの組織及び事業説明」と題して、モンゴル、タイ、ベトナム重点3カ国への展開等高専機構における国際戦略方針についての説明があり、今後の国際交流の方向性についての話がありました。続いて、高専機構国際交流センター戸谷順信副センター長から「高専の教育改善とCDIO活動について」の説明がありました。
休憩をはさみ、「HEIs-Wise & bold pioneers creating actively solutions」と題して、フィンランドトゥルク応用科学大学のJuha Kontio氏による基調講演が行われました。Kontio氏はクリッカーを利用した参加型の講演を行い、今後の国際化に求められる傾向等を交えフィンランドでの教育システムや対策、CDIO加入の意義等について説明をされました。また、高専専攻科生のダブルディグリーについても具体的な時期や内容等を例に上げ提案されました。その後、参加者との英語による活発な質疑応答がなされました。
次に高専機構谷口理事長より、「高専(KOSEN)は世界へ~高専の国際展開~」と題して講話がありました。今後社会から求められる実践力のある産業人材を育てるための教育内容の質保証、SDGsに沿った高専の国際展開の必要性等について話をしました。国際展開は高専の生命線になると訴えられ、今後の国際交流活動推進の重要性について認識を深める機会となりました。
2日目は、「グローバルエンジニア育成のためのグランドデザインと教育プログラムについて」高専機構国際交流センター戸谷副センター長から説明がありました。グランドデザインに対応する教育プログラムを紹介し、今後の高専教育の発展について説明しました。続いて、「教育プログラムと国際交流事業について」高専機構国際交流課から本部が主催するプログラムの紹介があり、応募の要件等詳細に説明がありました。「官民協働海外留学支援制度トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムについて」高専機構国際交流センターより、各校の申請状況と派遣後の学生の状況に関する情報共有及び推進について説明がありました。最後に、高専機構高橋雅之執行調整役からの閉会のことばで2日間のプログラムを終了しました。
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