5月8日、2021年度のタイ高専派遣教員9名のうち4名が、東京・羽田空港からタイのバンコクへ向けて発ちました。
高専機構は、タイ政府に協力し、2019年からバンコク市内に2校の高専（KOSEN-KMITL及びKOSEN KMUTT）を開学して、現地に日本の高専教育の導入を図るため、指導教員を派遣してきました。その今年度第2陣となる4名が、KOSEN KMUTT（高専-キングモンクット工科大学トンブリ校）へと向かいました。
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写真（左から）（所属高専、現地担当科目）: 太良尾 浩生先生（香川、電気）、藤木 なほみ先生（仙台、物理）、吉岡 貴芳先生（豊田、情報）、市川 裕子先生（東京、数学）
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世界でも他に類を見ない高専「KOSEN」という教育制度を海外へ展開する本プロジェクトは、KOSENが各国の発展に貢献する産業技術人材を育成することを世界に示すものです。また、派遣教員には、現地での活動を終えて帰国した後、各高専の国際化への取り組みや教育力向上の中核人材となることが期待されています。
派遣教員を代表して吉岡先生は、「私たちは数ヶ月の研修を経て、渡航直前にはタイ側の教員とも遠隔でミーティングをし、全国の高専教員による教育事例や自身の経験を基に新しいカリキュラムと授業内容の準備を進めてきました。タイ独特の文化や教育方法に新鮮さと驚きを感じると共に、日本の高専教育をベースにしてお互いの教育方法の強みを生かした新たな高専システムを創造するということに大きな期待とやりがいを感じています。」と意気込みを述べました。
（参考）KOSEN KMUTT
公式ウェブ （英語）
www.kmutt.ac.th/GiftEd/view/en/kosen
フェースブック（タイ語）
www.facebook.com/KOSEN.KMUTT/