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高専制度創設50周年 記念事業の趣旨・背景について

コンテンツ

高専制度創設50周年記念事業の趣旨・背景について

基本理念

高専は、高専制度創設50周年を機にさらなる飛躍に向け「進化する高専」をキーワードにして、創造力と実践力、イノベーションの創出、地域連携、国際交流を視野に入れ、科学技術創造立国の一翼を担う感性と創造性が豊かな実践的技術者を育成しつつ、文化の香り高い豊かな社会の発展を目指していきます。

《統一キャッチフレーズ》
進化する高専



趣旨・背景

高等専門学校(以下「高専」という。)は、産業界からの強い要望に応え、中学卒業段階からの5年一貫教育により、6・3・3・4制とは異なる教育体系で優れた実践的技術者を育成するための高等教育機関として昭和37年度に創設され、その後、平成4年度に2年制の専攻科が設置されました。
高専教育の特徴は、実験・実習を重視した実践的教育、楔型カリキュラムによる充実した専門教育、インターンシップなどの産業界との連携による教育、学生寮での指導、ロボコン・プロコン・デザコンをはじめとする多様な課外活動を通じた学生の自律性を育む全人的教育などです。
高専はこのような技術者教育によって、我が国が標榜する科学技術創造立国を実現する優秀な人材を育成し、30万人を超える技術者を世に送り出し、産業界などから高い評価を受けてきました。

さて、平成20年12月の中央教育審議会答申では、これらの実績を高く評価した上で、今後は、我が国のものづくり技術力の継承・発展とイノベーションの創出に貢献することのできる創造的・実践的な技術者の養成を目指して、高専教育の一層の充実を図ることを求めています。
この要請に応え、高専は、産業界の新たなニーズに対応した教育の高度化再編、学生の創造性や問題解決能力を養う課題設定型学習(PBL)、産業界との緊密な連携による共同教育(COOP教育)、国際交流などを強化・推進することによって、世界的視点を持って活躍できる感性と創造性が豊かな実践的技術者の育成を目指しています。地域産業の振興にあたっても「Think Globally Act locally」の視点で活躍できるいっそう質の高い実践的技術者を育成できるよう進化してまいります。

このたび、平成24年度に高専制度創設50周年を迎えるにあたり、高専は、高専制度の原点を再確認しつつ、社会の変化や技術の変化を的確に捉え、我が国産業の持続的な発展に貢献し続けることができるよう、高専制度をさらに進化させる決意を持って各種の事業を展開してまいります。
高専関係者はもとより、これまで高専に対して暖かいご理解とご支援を賜りました各界の皆様方に厚く御礼申し上げますとともに、このたびの50周年を契機に今後ともさらなるご理解とご支援を賜るようお願い申し上げます。