国立高専機構からの
お知らせ

2025.6.23 (mon)

「目利きの弁理士によるキラリと輝く発明発掘プロジェクト」 第1号特許が成立

 日本弁理士会との間で締結しています「知的財産教育の充実及び知的財産の活用のための協力に関する協定」に基づき、国立高専機構と日本弁理士会知的財産支援センターが令和5年度より試行期間を経て進めている「目利きの弁理士によるキラリと輝く発明発掘プロジェクト」において、その第1号案件となる特許が令和7年3月に成立しました。

 本プロジェクトは、高専生がコンテストで競う中で生まれたアイデアや技術から発明が発掘されることを知り、社会実装のための貴重な経験及び知識を得ることを目的として、高専生を対象とした各種コンテスト出場作品の中から目利きの弁理士が特許取得の可能性のある発明を発掘し、学生と伴走しながら特許権を取得するまでの支援を行うものです。

 本プロジェクトの第1号特許は、「高専ワイヤレステックコンテスト2023」で最優秀賞を受賞した徳山工業高等専門学校のチーム「クリプトクロム4」の「マグネチックループアンテナによるビームフォーミングの研究」であり、この研究について、弁理士が学生へのヒアリングを通して発明を発掘し、特許出願を行った結果、出願からわずか5カ月で特許成立に至りました。(特許第7644303号)。

 今後も本プロジェクトにより優れた発明を発掘し、特許権取得を支援することで、特許成立が第2号、第3号と続き、技術革新を促進し、社会に貢献していくことを目指します。

発明発掘プロジェクトの概要


一覧へ戻る