国立高専機構からの
お知らせ

2024.3.29 (fri)

「次世代教育カンファレンス」を開催し、Society5.0実現に向けた人材育成について産業界・企業、高専教員、学生と意見交換を行いました

  独立行政法人国立高等専門学校機構(以下、「高専機構」)は、サイエンス由来のイノベーションで人々の生活が一変するSociety5.0時代を見据えた【KOSEN次世代教育プロジェクト】を発足し、そのプロジェクトのキックオフとして、令和6年3月7日に、新たな産学連携のきっかけ創りとなるカンファレンスを開催しました。当日は、産業界、行政機関等から、総勢119名にご参加いただきました。


  労働人口減少や専門人材不足により労働力の確保が困難となっており、来るSociety5.0時代には更なる危機的な人材不足に陥ることになります。さらにAIに代表される技術の急速な進歩に伴う高度な人材育成(リスキル)が課題となっており、これは産業界でも教育機関でも共通の課題となっています。

  最新技術を網羅した講義や実験・実習の実施に困難が予想されるため、高専機構では、人材輩出の社会ニーズが高い分野を取り上げ、各分野で拠点校を定めて取組を進めております。拠点校を中心に、その分野で求められる最新のスキルマップ、最新の教材、教員育成等を体系的に行い、カリキュラム化することで、拠点校以外に展開する取り組みをその分野の産業界と共に産学連携教育を行ってきました(COMPASS5.0事業)。

  今回のカンファレンスでは、各分野で実施してきた産学連携教育を分野の垣根を越えて共有することで、継続的な人財育成を可能とする【新たな産学連携】のきっかけ創りを目的に実施しました。カンファレンスの前半では、各分野の産業界・企業の方々、高専教員、産学連携教育を受講した学生が参集し、学生の声、各分野の産学連携教育事例などをもとに、新たな産学連携の実施方法や内容を検討するワークショップを行い、今後の教育に関して活発に議論しました。また、後半では、分野を越えた産学連携教育を実施するための交流会と学生キャリアイベントを行い、産業界、企業の方と学生が直接触れ合う機会となり、異分野との交流を行いました。
当日は34の企業、団体の方々にご参加いただきました。
※以下はご出席いただいた産業界・企業の公表可能と回答頂いた方々です。(50音順 順不同) 

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社、インテル株式会社、株式会社MTI、一般社団法人  九州半導体・デジタルイノベーション協議会(SIIQ)、株式会社サートプロ、一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、株式会社調和技研、DMG森精機株式会社、テクニウム株式会社、日本電気株式会社、一般社団法人日本半導体製造装置協会(SEAJ)、パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社、富士通株式会社、株式会社リコー
【産学連携パンフレット公開のお知らせ】
 全国にネットワークを持つ高専では、A I ・サイバーセキュリティ・ロボット・IoT・半導体の5分野において、企業および産業団体の皆様からのニーズに応え、将来を見据えた高専教育に直結する産学連携活動に力を入れております。 
  当パンフレットには、企業課題解決スキームと各分野の活動事例を掲載しておりますので、是非ご一読いただき、高専との産学連携活動をご検討いただければ幸いです。
 また、当パンフレット4ページの各ご相談窓口にてお問合せ・ご相談を承っております。





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